5月のゴールデンウイークに、遠方からのお客様のために一時オープンした大正屋のかき氷。
店を切り盛りするご夫妻がご高齢なので、この夏はあまり無理をされなくても・・と思っていたら、「店を閉めてると、ドンドンって扉をたたくのよ」というわけで、ファンの声に応えて今年もシーズンイン。
重い氷を切り出すのもなかなかの力仕事。小豆も密も全部自家製。これらを83歳と78歳のご夫妻がこなす。
「23で嫁に来て以来だから、もう55年なるのね」と奥さん。
週末には長蛇の列。ずっと立ち仕事。こりゃあ、体力的にもきつそうだ。
「でもね、喜んで頂けるのがうれしくってね」
その言葉に甘えてしまっていいのかどうか。
でも、絶品の宇治金ミルクと、ご主人の松竹大船の思い出話の誘惑には負けてしまい、今年も通いそう。