![]() 春の訪れをそこここに感じさせる三浦半島子安の里。散歩が楽しい季節になってきました。 花々のいい香りを楽しんだり、 ![]() 湘南OVAの子ヤギと仲良くさせてもらったり。 ![]() この異種交流、なかなか肌が合ったようで、うんと遠ざかるまで、メェメェメェと遠吠え(?)を繰り返してくれていました。 近いうちにまた再訪をさせてやりたいな。 ![]() 横須賀学院の大チャペルで先週末、日野原重明先生の講演会が開かれた。 告知はほとんどされなかったと思うが、会場に向かう道は人であふれ、逆方向である会場から最寄り駅に向かう人の数も尋常ではなかった。 あれ、もしかしてと思ったら、案の定、定員1200名の会場は早い時間から満杯で、立ち見も別会場での音声中継もすべて満員。会場前の広場にはあきらめきれない人がたくさん残り、係の人が恐縮しきって満員を伝えていた。 ![]() 入場無料で事前申し込み不要、ということもあったのかもしれないが、人口40万の横須賀で2000人近いひと(もっと多かったかも)が訪れるということは、市民200人にひとりがやってきたということ(市外からのひとも多かったと思うが)。これは、とんでもなくすごいことなのではないか。 もちろん日野原先生の生き方やメッセージ、人柄に共鳴するひとが多いからだが、今回の講演テーマは「死を見つめて生き抜く」。高齢化や社会の閉塞感で疲弊した世の中でどう生き抜いていったらいいのか、なにか力強い言葉の力で背中を押されることを求めるひとが多いということなのだろう。 ともかく、折角の横須賀ご来訪のチャンスで、ぜひ講演を聴きたかったのに残念ではありました。 ![]() 2年前にチェンライで会った世界一周旅行中のカップル、ぽんさんとかおさん。その後南米まで行ったところで東北大震災のニュースを聞き、急遽旅を取りやめて帰国。それ以来ブログの更新も途絶えて気になっていたが、先週末に久々の更新があった。獣医でもあるぽんさん、看護士のかおさんの特技を活かして被災馬の保護や子供達のケアの活動をずっと続けていたのだ。 で、その仲間たち「スコップ団」が、すごいことを企画した。人生半ばで命を失ったひとの思いや残された遺族の悲しみを追悼するため、被災志望者・行方不明者の数だけ花火を打上げようというのだ。きっかけはなんとも心動かされるある女性との出会いだった。その話は主催者のブログに詳しい。http://blog.goo.ne.jp/cheapdust/e/768944be6fa5d0cbc1c053f46b8e8978 今回の花火は、花火を見る人のためのものではなく、天国に打上げるためのもの。人生を咲ききることができなかった多くの人の鎮魂に、ぱっと大輪の花を咲かそうというわけだ。 打上げ日は3.11ではなく前日の3.10。震災の前日、元気で生きていたその人生への賛歌という意味が込められているのだろう。 想定費用3000万円に対して、やっと1600万円の寄付が集まった。一瞬で消えてしまう花火に大金を使うより、被災者の生活支援に使うべきだろう、という声も当然あるだろう。 花火は"お供えだ”と主催者は語る。 「お供えは、合理的に考えれば無駄な事かもしれません。でも、人間だからやるのです。感情があるから、そうするのです。」 この言葉に、襟を正して生きることに立ち向かっているひとの意志に、胸を突かれた思いがした。 3.10の夜、目を閉じて打ち上がる花火を見たいと思う。 ![]() ![]() あっ、うちの近所だ。白土家のお父さん来村か、と思ったらCG合成だって。留学生トリンドル玲奈ちゃんは実際に来たらしい。2/15から放映中。 ![]() 新刊が発行されたら取りあえず全部並べるのが一般の大型書店。 それに対して、新旧にかかわらず、メジャーなものからリトルプレスまで、各ジャンルのコンシェルジュが選び抜いた本だけをゆったりスペースを取って並べたのがここ「蔦屋書店代官山店」。 いわば書籍の目利きによる本のセレクトショップですな。 しかも本の目利きがひとりやふたりではなく、「人文・文学」「アート」「建築」「クルマ」「料理」「旅行」など多方面のジャンルになんと30数人もいる。 こんな本屋、これまでどこにもなかった。昨年12月にオープンした。 コンシェルジュは、元編集者やライターやライブハウス経営者などさまざまな経歴を持った、一般公募で選ばれたその道の達人たち。 しかも偉そうに相談カウンターに座っているのではなく、売り場で普通に客対応をしながら、つまり客と同じ立ち位置で本棚と向かい合いながら、本のチョイスの相談や本探しのアドバイスをしてくれる。 ここは、すごく大切なところだ。商売っ気見え見えではなく、かといって教えてやる的でもなく、客と同じ目線、価値観を共有しながら、適切なアドバイスをしていく、という姿勢。 ネットを検索すれば情報は山ほど得られるけれど、情報の海の中でめざす情報にたどり着くのは容易なことではない。同じことに関心を持ち、情報リテラシーに長けたひとのアドバイスは、バーチャル世界での情報収集では得られない、リアル店舗ならではのものとなる。 全国で書店の閉店が相次いでいるが、ネット時代の新しい本屋のあり方としても、ここはひとつのモデルケースになりそうだ。 ![]() 店内のスタバではゆったりソファに座りながら買う前の本を立ち読み(座り読み?)できる。ちなみに旅の本の充実は素晴らしく、もっと本を読みたい、旅に出たいと激しく思わせる、オトナの知的好奇心刺激空間となっている。知人が旅本のコンシェルジュをしているので訪ねてあげてね。 ちなみに都内で居心地のいいスタバの双璧は、こことガーデンプレイス店だなあ。
思い出したように、インドの話の続きを。今回はちょっと長めのテキストですが、お付合い頂ければ・・・・
------------------------------------------------------- ムンバイで最高の頭が仕上がったこの日、実はこのホテルとは対照的なムンバイのもうひとつの顔を訪ねた。 インド金融の中心都市ムンバイは、同時にインド最大のスラムを抱える街でもあるのだ。 ムンバイの人口の約54%はスラムに居住しているというデータもある。 映画「スラムドッグ$ミリオネア」の主人公が生まれ育ったスラムとして有名になったのがムンバイ中心部のダーラーヴィー地区。アジアでも最大級のスラム街で、100万人以上の住民がここに暮らしていると言われている。 日本を出発する前に、スラム街活性化のためにスタディツアーを実施している組織と連絡を取った。NPOではなく、会社組織。ツアー売上の80%をスラムの教育や医療のための資金に活用し、しかも立派に企業としての利益も上げているという。 一方でスラム街を観光に利用しているという批判もある。観光バスの窓から見下ろすのと同じ感覚でスラムの人々の「貧しさぶり」をのぞくというのは悪趣味、偽善なのではないか・・・・・。 日本でも、東北の被災地観光の是非が話題になった。 旅は、過剰に演出されたその土地「らしさ」ではなく、その場所固有の現実を見ることにこそ意味があり、学びがある、と私は考える。 震災被害の現場への旅も同じように、そこを訪れる意志のある人は、臆せず行って見ること。それが大事なことで、何かが変わる始まりになるのだと思う。 ![]() ツアーの集合地に指定されたチャーチゲート駅の本屋前に集まった10人ほどの参加者は、アジアで長期にボランティアをしたり、辺境医療に関心のある医師だったり、インドの学校で英語を教える英国人だったり、それなりに高い意識や関心を持った人が多かった。 たとえのぞき見気分で参加したとしても、きっとその人の中で何かが変わる、そんなちょっとヘビーでディープなツアーだった。 集合地から電車で移動すること30分。マヒム駅で下車すると、線路を渡る陸橋から広大なスラムが広がるのが見渡せる。5人ずつのグループに分かれ、ガイドが一人ずつついて、スラム内部を2時間半掛けて歩くツアーが始まる。 (ここから先は写真撮影禁止なので、主催者のホームページから写真を転載しています) ![]() 無秩序に広がる低層のコンクリートの箱のような建物群。いくら広大だとは言っても、ここに100万人が住んでいるとはとても想像できない。 内部は雑然としているようでいて、実は工場エリア、住居エリア、商業エリアと、それぞれ機能別に別れ、密集度とQOLを別にすれば、一般の都市と構造的には変わらない。 問題はその密集度と生活環境だ。 ロンリープラネットでもこの地区のことは紹介されており、「電気も水道も通っており、驚くほど普通だ」と書かれているが、とんでもない。多分正規の電気メーターを通していない盗電ケーブルが頭上を蜘蛛の巣のように行き交い、地面には剥き出しの水道管が無造作に何本も走っている。これをみるだけでも無政府状態であることが想像できる。 ![]() 狭い路地を挟んでぎっしりと並ぶ工場は、ほとんどがリサイクル産業の最終工程を担当する仕事の作業場ばかり。 つまり都市がはき出す膨大なゴミが運び込まれ、すべて人手によって「資源」に生まれ変わらせる作業が行われているのだ。 最初に訪れたプラスチック・リサイクル工場では、素手で様々な家電製品から金属とプラスチックをより分け、プラスチックを細かいチップに砕き、天日干しして再加工品の原料にするるところまでを担当する。 ![]() ![]() 別な工場では、アルミ部品だけを取り外し、炉で溶かし、金塊のようなカタチに成型する。 高価なアルミの再利用は資源保護には有用だが、最近はアルツハイマーの原因物質ではないかとも言われるものを、換気の充分ではない狭い部屋の中、小さな炉でどろどろに溶かされたアルミの液体を、杓子ですくい、インゴット容器に流し込む。 工場というより、穴蔵。中はうだるような高温と湿度。当然裸での仕事。やけどをしたりアルミ蒸気を吸い込んだりする危険への備えはまったくない。 皮のなめし工場では、羊の生皮が積み上げられ、乾燥させ、薬品につけてプレス機でなめしていく。動物の生臭さと薬品の化学臭が充満し、短い時間でも息をすることが苦しくなる。 ガイドの青年は、ここで作られるリサイクル製品は海外にも輸出されており、資源の有効利用に貢献していることを強調する。 けれど、実態はそんなに美談でもなさそうだ。 厳しい条件のなかで長時間働いた人たちは、同じスラム内の住居エリアに帰る。 ここがまた厳しい環境で、肩幅しかないような路地の奥、陽がほとんど差し込まない6畳ほどの土間で10人近い家族が暮らす。 ![]() スラムの工場も住居も、数人の親分の所有で、工場での賃金から部屋代がしっかり差し引かれ、おまけに商業エリアの店も親分が管理。つまり労働も住まいも日々の買い物もすべて親分に牛耳られるという構造になっているようだ。 ![]() とはいっても、住人たちの表情は思いがけず明るい。 薄暗く熱気と湿気に包まれた作業場をのぞく我々にも明るく笑顔で手を挙げてくれる。井戸で洗濯をするおばちゃんも、片足をなくした車いすの青年も、快活な表情を向けてくれる。 極貧の田舎で食い詰めたあげくにここにたどり着いた人も多く、田舎での暮らしに比べれば、「喰える仕事」があるここでの暮らしはずっと良いのかもしれないし、厳格なカースト制度に縛られて職業の自由もない田舎から見れば、努力次第で手に職をつけることのできるここは解放区ともいえるのかも知れない。 大量消費社会で我々が使い捨てしたもののどん詰まりと、貧困とカーストから脱出したかったひとのどん詰まりがここで出会い、リサイクルという美談で見事にまとめ上げられている。 見るところも多く、歩く距離も長い。ゴミが散乱し足下の注意が必要、っと、かなり疲れる2時間半のツアーだった。 おそらくツアー料金のいくらかは親分や地元マフィアにも渡るのだろうし、住民のためにどれだけ役立つのかは分からない。 しかし、スラムの存在と自分たちの暮らしがこんなにもつながり、自分たちもスラムを生み出すことに荷担する側なんだと思いを馳せるひとが少しずつ増えるだけでも、このツアーの存在理由はあるのではないかと思う。 というわけで、私はこのツアーへの参加を是とします。 Reality Tours and Travel (ツアー主催者) 1/26, akber house,nowroji fardonji rd, opp laxmi vilas hotel,colaba,mumbai,400 039 Email: info@realitytours andtravel.com ツアー料金 2.5h short tour R500(日本円で800円位。インドの物価ではかなり高い) ![]() 鳥のアラームコールなどから虎の気配を感じ取る、タイガーサファリのドライバー。 草を引きちぎって口にくわえる。集中力を高めているのだろうか。 果たしてベンガルタイガーは現われてくれるのか。インド・バンダウガル国立公園。 ![]() ![]() 三浦半島の山あいで、それはそれは居心地の良いカフェ&異文化交流サロンを運営していた英国人のグレンさん。 4年前に店をクローズして、ロンドン大学で日本語を勉強し直すとイギリスに帰国。 かつてかぼちゃポットを愛した人達から、このブログにもたびたび「いまグレンさんはどうしてるの?」と問い合わせがきていた。 そのグレンさんと数年ぶりに会った。 ロンドン大学から交換留学生として京都の同志社大学にやってきていたのだ。 我が家に近い某宅に来ているという連絡をもらって、早速会いに行った。 変わらない笑顔と礼儀正しさ。変わったのは日本語がさらにうまくなったことだけ。 ![]() ロンドン暮らしの様子や同志社でのハードな勉強ぶりなど、話が尽きない。 かぼちゃポットのような、週末を自分の家のようにゆっくりと過ごせる場所がまたほしいね。卒業したら、また日本に戻ってきてよ。 当時のかぼちゃポットの様子は、こちらとこちらとこちら。 < 前のページ次のページ >
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