<< ミシュランレストランで気軽にフ... 秋の富士 >>
ナムタ川リバー・カヤッキング
a0003150_1304085.jpg


生まれてはじめてのカヤックに、ラオスで挑戦することになった。

メコン川の上流、ジャングルを縫うように流れるナムタ川を、まる1日かけて20キロをゆっくりと下る。

メンバーはルアンナムタのゲストハウスで同宿だった二組のイギリス人カップルと私。それにモン族の若いガイドが二人付く。

イギリス人カップル4人は全員20代で、男性はふたりとも737のパイロット、女性は二人とも弁護士という、高学歴・高収入カップル。
こういうひとたちが、長期の休暇をとって、アジアでバックパッカー旅行をする。
日本でパイロットや弁護士の若者が、3週間の安宿の旅に出かけるなんて考えられるだろうか。旅文化の深さ、生き方の選択肢の広さに軽いショックを受けた。
a0003150_131492.jpg

川を挟む背の高い木々。ときどき青色のキングフィッシャー(カワセミ)が川を横切る。
鳥の声とせせらぎの音。人工的な音のない世界。
あとはパドルが水を切る音だけ。

時々急流もあって、ちょっとしたラフティング気分も味わえる。



途中、川沿いにある3つの村に立ち寄る。
最初に訪れたのはランテン族の村。
藍染めの民族衣装が美しい。

a0003150_13181615.jpg


カヤックが着くと、子供たちが大はしゃぎでお出迎え。
裸で川に飛び込み、はじけるような笑顔を見せる。
こんな無邪気な笑顔、昔の日本にはいっぱいあったんだけどなあ。

a0003150_1525132.jpg


しばし村の子供たちと遊ぶ。
自転車の古タイヤが唯一といっていい遊び道具。彼らとこんな追っかけっこをして楽しみました。



帰り際に、村長宅に表敬訪問。村長不在で奥さんに挨拶。

ルアンナムタの街で裁縫の学校に通ったという女性で、学校で学んだ縫製の技術を村人に教え、カラフルな土産物を作り、村に現金収入をもたらしたなかなかの才女だ。

a0003150_14334653.jpg


話すうちにイギリス人弁護士の女の子と気が合い、話は子供の教育から文化伝承の話題まで広がり、1時間以上も話し込むことになった。

村長夫人が話すのはランテン語。ビエンチャンの大学を出たモン族のガイド・ケオ君が、英語とランテン語の通訳をしてくれる。彼の英語もなかなか素晴らしく、イギリス知識階級の英語をうまく通訳してくれているらしく、みんなで話が弾む。

私の英語力では半分も付いていけない中身だったが、5人の外人を前に臆することなく自分の考えを語る村長夫人に、自分の文化を大切にする彼女の誇り高さを強く感じた。

「これまでここに来た人は、通り一遍のことしか質問しなかった。今日は皆さんの質問と私たちの暮らしへの関心の高さに驚いた。本当にありがとう」

彼女はそう述べて、私たちを見送ってくれた。

このあと途中の浅瀬で、近くから取ってきたバナナの葉を敷いてローカルフードのランチをいただき、

a0003150_14345918.jpg


さらに二つの村を訪ね、パドリングにも結構疲れたところで終点に到着。トゥクトゥクにピックアップしてもらって、街に帰る。

ここで、もう一人のガイドのコンカイ君から「大きなナマズが釣れたので今夜スープにする予定だけど、うちに食べにこない?」というお誘い。
イギリス人の4人は疲れちゃったらしく、なぜか元気な私だけが「行く行く!」

街から数キロ離れた田舎にある高床式の家。コンカイ君のお父さんとお母さんに迎えられ、母屋と台所に挟まれたデッキのテーブルに。

a0003150_14421047.jpg


見上げると日の落ちた空に満天の星。台所からはいい匂い。
やがてできあがったナマズスープは、ぶった切った魚をぐつぐつ煮込んだ酸味の強いもの。
アマゾンで食べたピラルクー・スープに似てるかな。

「こんな大きさだったんだよ」という自慢を聞きながら、ご主人にラオラオ(米の蒸留酒。強い! 酒というよりもエタノールって感じ)を何度もすすめられながら、家族といただく食事の時間はとっても楽しい。

突然の客を笑顔で迎えてくれたお母さん、ありがとうございました。
[PR]
by shonanvil | 2009-11-08 13:07 | じゃらん日記NEW
<< ミシュランレストランで気軽にフ... 秋の富士 >>