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「生物と無生物のあいだ」
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遅ればせながら、分子生物学者である福岡伸一氏の「生物と無生物のあいだ」を読んだ。
久しぶりにガツンとくる本だった。

生物とはなにかをテーマに、DNAの解明の謎から、科学者の確執まで、ものすごく「論理的」でありながら、ものすごく「文学的」なうまい文章を書く人。

目の前の雲が一気に晴れるような、発見の驚きや生命の謎をわかりやすくジェットコースターのような展開で読ませてくれる。

本書の中で紹介されるパスツールの言葉
「チャンスは、準備された心に降り立つ」。

うーん、けだし名言!
私のような周到な準備も、努力の積み上げもしないものには、チャンスは舞い降りてこないってことだ。
なんかいいことないかな、と宝くじを買うような感覚で待っているだけじゃ、いいことは絶対に起きないということなのだ。

地道な研究の努力を重ね、しかも、他人の成果を盗んでまでチャンスに変え、ノーベル賞という大きな手柄を勝ち取った科学者の話など、生命探求の陰で繰り広げられる生々しい生存のための戦いの様子も、ものすごくおもしろい。

まだでしたら、GWの間に海辺でちょい読みしてみてください。

「生物と無生物のあいだ」
福岡 伸一 著
講談社現代新書
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by shonanvil | 2009-05-02 21:51 | じゃらん日記NEW
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