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福建土楼「うるるんるん滞在記」その1 円楼宿泊
ちょっと長くなったので2本に分けました。いつもの順番とちがって、上に表示されるこのエントリーが1本目。下に表示される「その2」が2本目という続きものになります。
まずは1本目のはじまり~。

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福建省内に、土楼と呼ばれる土で作った巨大な集合住宅は2000以上あると言われている。円楼だけでなく、方楼、五角楼、八角楼などいろんな形がある。
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今回見て回ったのは約20ほど。いくつかは観光化されて人が住まないものもあるが、大半は現在も客家の人々の暮らしが続いている。
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今回私が泊めてもらったのは、そんな中でも最大級と言われる円楼「永啓楼」で、1709年から3年の年月をかけて建てられたものというから、もう築300年。
直径61メートルというから、その巨大さがわかるでしょ。
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外側の円が4階建て。その内側に二重の輪になった平屋の円楼が建ち、中心には円形の祖堂が建つという4重の円の形になっている。

ここに、256の部屋があり、最盛期には600人以上が暮らしていたというから、ひとつの村がまるごとこの円楼に入っていたようなものだ。

現在は約300人が居住。全員が江(チャン)さん。つまり一族郎党が一緒にひとつ屋根の下に暮らしているというわけだ。
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夕ご飯を作ってくれる江さん。世界遺産になって、防火対策のため調理は電磁調理器を使うことが義務づけられた。

私がお世話になったのは江文賢さん(58歳)のお宅。6人の子供はもう成人してアモイで暮らしており、いまは奥さんと91歳のお母さんの3人暮らし。

丸い外円の一階の一部屋に食堂兼居間があり、その上に倉庫、3階と4階に居室がある。バームクーヘンを縦に切ったワンピースがこの一家の家というわけだ。
上の階に登る階段は全楼に4カ所しかないので、自分の家の居室に上がるにも共用階段を使わなければならない。マンションの各階に一部屋ずつ部屋をもっているという感じだ。

台所は内側の円の中。その内側は倉庫や家畜小屋になっている。
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私が泊まらせてもらったのは4階の部屋。バームクーヘンを切り分けたように、やや扇形になった6畳ほどの広さ。外壁に小さな窓があり、ベッドがひとつとプラスチックの腰掛け。その他には何もない。
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トイレは建物の外にひとつあるだけで、夜間は部屋の前の扉の中に置かれたカメで小用を済まし、朝になって階下に運びおろして下水に流す。
夜中にときどきボトボトという音が楼の中に響き渡るのが、円楼ならではの風情と言えるかも知れない。

風呂なんてものはなく、台所の前の流しで水を浴びる。

食事はというと、これがなかなかうまい。江さんちでは豚肉が多かったが(これには理由があって後でわかることになる)、普通は客家料理はたっぷりの野菜と鶏肉を中心にしたシンプルな味付けのもの。
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江さんちの自慢料理「豚モツのスープ」

食後はお茶の時間だ。
テレビもないので、ゆっくりだらだらとお茶を飲みながら話をするのが、ここの唯一の娯楽なのだ。
ご主人が自慢のお茶を出してくれる。地元福建省のお茶で、1斤50元もするんだと自慢した。それが高いのか安いのかわからないが、緑茶系の龍井茶に似たすっきりうまいお茶だった。

そんなお茶の時間に、思いがけない話が飛び出してきた。
続きはこの下のエントリー(その2)で。
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by shonanvil | 2008-10-13 08:43 | じゃらん日記NEW
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