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筑豊炭田の残像を歩いてみた。
「産業遺産」と呼ばれるものがある。
栄華と衰退、両方の記憶が閉じこめられたモニュメント。
時代のエネルギーに驚くと共に、風が通り過ぎていったあとの寂しさに胸が詰まる。
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福岡空港そばの志面町にある、この巨大な建造物。
実は、石炭採掘のための立坑櫓。エレベーター式に垂直に地下430メートルまで、炭坑夫を降ろし、石炭を運び上げてきた。
高さ52.2m。昭和24年から40年まで稼働したが、その後放置。2年前に志面町に寄贈され、やっと保存に向けての検討が始められたのだという。
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金網で囲われたすぐ隣は児童公園になっており、遊具で遊ぶこどもたちとの対比が、なんとも胸に迫る。

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こちらは、五木寛之「青春の門」の舞台にもなった飯塚。
「筑豊富士」と呼ばれる日本一のボタ山の麓には、炭鉱で働く人たちが住んだ炭住がいまも当時のままにひっそりと建ち並ぶ。
向こうにそびえるボタ山の高さは141mで日本一の高さを誇るボタ山。クフ王のピラミッドより高い。朝鮮半島から強制連行された人たちを含めて、多くの人たちの苛酷な労働が作り上げた、これまた時代のモニュメント。

石炭から石油の時代へ。そしてその石油も残り少なくなって、CO2削減の時代へ。
時代を支えてきた巨大な「産業遺産」は、これから未来に向かって我々はどうしなければならないか、教えてくれているような気がする。
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by shonanvil | 2008-03-17 13:58 | じゃらん日記NEW
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