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テングザルが住む森
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ここ数年、コタキナバル観光ツアーの目玉となってきたのが、クリアス河のテングザルを見にいくリバークルーズ。
それまで、テングザルを見るには飛行機と陸路で半日かかるキナバタンガン河まで行くしかなかった。コタキナバルからわずか車で2時間半のクリアス河は、手軽にジャングル体験ができる場所として人気を博している。
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               マングローブの上の親子のテングザル

夕方近く、かなりの数のテングザルが好物のマングローブの葉を求めて川沿いの密林に現れるのを、ボートの上から見ることができる。その数は、もしかしたらキナバタンガンよりも多いのかもしれない。
でも、まだまだ自然が残されている証拠・・・と見るのはちょっとはやとちり。。

密林をよく見ると、奥の方まで密林が続いているようには見えない。河に沿って数十メートル、場所によってはほんの数メートルで密林は終わっている。その向こうは広大なアブラヤシのプランテーションか開発済みの畑や田圃がひろがっているのだ。
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         クリアス河流域を車で走ると、両側に整然と植林されたアブラヤシの広大な林が広がる。

クリアス河の湿地帯は街にも近く、いち早くプランテーションづくりが始まった。
広大だった森がどんどん狭められ、動物たちもわずかに残された森に追い込まれていった。
ボートが高いエンジン音をあげても、観光客がテングザルを見つけて歓声をあげても、彼らは逃げることなく木の葉を食べ続ける。
観光客に慣れたというよりも、ここしか餌場がないからだ。

地球上の森林面積の20%を占めるといわれているボルネオの熱帯雨林。
しかし、1970年代にはボルネオの86%を覆っていた熱帯雨林が、2005年には60%に減少したという。

バイオディーゼルが石油に代わるものとして話題になり、アブラヤシがその原料として注目を集めている。ますますアブラヤシの人工林が広がり、森林が消えていくとするといったい、バイオディーゼルは温暖化防止に貢献するものなのかどうなのか。

半年前に行ったタクラマカン砂漠で見た「砂の海」の拡大、そして今回の「緑の海」の縮小。どちらも何億年という地球の歴史の中で、たったここ数十年の間に行なった人類の所業の結果だと思うと、なんと人類はどえらいことをやってしまったものだと思わずにいられない。
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by shonanvil | 2008-01-03 14:25 | じゃらん日記NEW
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