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1/28 アースダイビング
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カメラをぶら下げた十数名の紳士淑女が、数千年の昔、東京の台地に源を発し江戸湾に流れ込んでいた川に沿って、14キロの行程を歩くという、「アースダイビングの会」にはじめて参加。

明治神宮御苑内、静寂の源流から、喧噪の原宿「ブラームスの小径」を抜け、きらびやかなブランドストリート青山通りを横断し、かつて辻斬りも出たという青山墓地脇を抜ける。
過去と現代をめまぐるしく行き来し、途中ふらふらと寄り道をしながら、我がアースダイビングの一行は不思議な蛇行を繰り返し、5時間後、赤坂のとある蕎麦屋に流れ着く。

古地図を拡げながらの、さながらゼミのフィールドワークのような行進だったが、今回のツアーで一番印象に残ったのが、実は、古き良きものの発見ではなく、東京の原地形を探そうとすると必ず立ちはだかってくる、現代の台地(ヒルズ)。

渋谷川の水源である御苑内の湧水の森のすぐ後ろは、いま取りざたされている石原都知事の「東京オリンピック」の会場予定地。その開発の主導権を握ろうとしているのが、いま話題の六本木ヒルズを生み出した某不動産会社だ。
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この森の向こうが代々木公園。東京オリンピックの主会場が計画されている。

そして路地を進めば、縄文時代とは言わないまでも、江戸百人同心の暮らしぶりと変わらない佇まいを見せる古い集落の屋根瓦の向こうに、必ず、黄金色に輝く六本木ヒルズがニョキッと姿を現すのだ。
いまや東京風景のどこにでも顔を出す怪物ヒルズ。
日本の経済を牛耳るだけでなく、東京の風景まで牛耳ろうとしているかのようだ。
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長屋の屋根瓦を睥睨する、Mの形の高層ビル。
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木製サッシの窓ガラスにも、Mが映り込む。東京の空をちょっと見上げると、Mはどこにでもある。
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名刹「梅窓院」も、ビルの中に入ってしまった。ビルの意匠が作る和の影にいにしえを忍ぶのみ。

それにしても、旅の終着点「赤坂ながら」の蕎麦はうまかった。
蕎麦の実をそのまま石臼でゆっくりと挽いた超粗引き全層粉。
ご主人の手の掛けようと心が蕎麦に生きた味に、ご主人好みのブルーグラスのBGMが合う。
こういう新旧の出会いなら、大歓迎なんだけどね。
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玄挽蕎麦 NAGARA[ながら]
東京都港区赤坂7-6-50
TEL: 03-3583-7500
火~土 11:30~14:30 水木金 18:00~22:00
定休日: 月・日・祝
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by shonanvil | 2006-01-29 14:04 | じゃらん日記NEW
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