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12/8    「美味しんぼ」が究極の薬味と呼んだ「暮坪かぶ」
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寒風吹きすさぶ遠野駅の前で、地べたに座り込んで自分が作った餅を売っているおばあちゃん。

品物をのぞいたら、つい長話になって、この時期列車の到着の狭間は通る人もなく、30分近くも話し込んでしまった。
いや、その話のおもしろいこと。語り部の里として有名な遠野だが、この町では物売りのおばあちゃんまでしっかり「語り部」していた。

待ち人現れ、うまそうな豆餅とアンズ餅を買うことにすると、「話を聞いてくれた礼にこれも持ってきな」と、大福餅やら小餅やら味噌餅やら、次々とおまけをつけてくれる。

さらにこれも、と脇から登場したのが、この「暮坪かぶ」。
ミニ大根みたいに見えるが、めずらしい長根種のかぶ。
遠野の暮坪(くれつぼ)という地区だけで獲れるという。
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実は形がめずらしいだけじゃなく、なかなかの貴重品らしい。
独特の辛みを持つかぶのようで、10数年前、人気マンガ「美味しんぼ」で「究極の薬味」として紹介され、人気に火がつく。
寒村で細々と栽培されていたものが、全国の注目の的となり、それじゃあというので一気に45軒の農家が栽培を開始。ところが害虫に弱いなど栽培のむずかしい作物で、数年の間に次々と撤退。いまじゃあたった1軒の農家さんが作っているだけなのだという。

人気漫画が里の農業を大きく揺さぶってしまったわけ。
「おかげで値段もあがってしまってさ」
その高価なかぶを5本もくれるというのだ。
ひゃあ、買った餅代よりおまけの方が多いじゃない!

「ええの、ええの」
餅とかぶでバッグはずっしり重くなった。
おばあちゃん、ありがとう。風邪ひかないで、稼ぎ(遠野では仕事のことをこう言う)がんばってね!
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by shonanvil | 2005-12-09 07:48 | じゃらん日記NEW
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