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9/23 大原はだか祭
マレーシアで日本料理店を経営する友人から「こんなおもしろい祭はないから来てみない?」と誘われて、はじめて外房・大原のはだか祭に。
実は、彼は毎年この祭のために、マレーシアから子供達を引き連れてふるさと大原に帰る。それほどおもしろい祭だ、というわけ。
彼の実家で伊勢海老の汁(なんと大原は伊勢海老水揚げ日本一だとか)やら、揚がったばかりのイナダの刺身やら、鯵を包丁を使わず手剥きした刺身やら、豪快な漁村料理で腹ごしらえをさせてもらって、いざ出陣! (といっても私は後をぞろぞろとついていくだけだが)
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大原はだか祭は、江戸時代から続くと言われる大漁祈願の漁師の祭。かつてはふんどし一丁の文字通りはだかの男達の祭だったが、最近では、白い股引に黒の手甲、脚絆という出で立ちに変わった。
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神輿の数18基、担ぎ手は総勢2000人! 人口2万の町で、この数はすごい!!
港には、もう各町内の神輿が勢揃い。
待ちきれずにフライング気味の暴走神輿も。
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お祓いが終わって、浜に出て祭のハイライトの一幕目、「汐ふみ」。この日は台風の前兆で波が高く、例年のように胸まで海に浸かるほど海に入ることは許されず、ややおとなしい汐ふみに。それでも、どこから現れたかというほどたくさんのギャラリーが浜を埋め尽くす。
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いつもは海中でこんなに激しいもみ合いになるという。(写真下は大原町HPより)
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二幕目は、町に戻って「商店街渡御」。歌い踊りながら神輿が練る。
逞しく日焼けした青年たちが、朗々と祭唄を歌う。そこに担ぎ手達の合いの手。
「汐ふみ」の「動」とは正反対の、しみじみと深い「静」のお練り。この対比がいいね。
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そして三幕目。夕闇の迫るころ、大原小の校庭に全18基の神輿が集まり、「大別れ式」。
はじめは粛々と、そのうち一基が待ちきれずに走り出すと、他の神輿も負けずと暴走を開始。
掛け声の重なりで、担ぎ手達はもうトランス状態。もうもうと土煙をあげ、広場狭しと神輿達が駆け回る様子は、まさに荒くれ海の男たちのはだかのぶつかり合いだ。
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夜もとっぷりと暮れ、行灯に灯が灯ると、神輿同士が重なるように集まり、1年の別れを惜しむ。
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これで終わりかと思うとさにあらず。深夜まで、神輿はあちこちの神社を訪ね、酒を飲み交わし、神社間を送り送られし、へとへとになるまで神輿は走り続けるのだ。

ひとりひとりがみんないきいきとし、赤銅に日焼けした顔に笑顔が満ちる。
年に一度のエクスタシー。
海外からでもこの祭のために帰りたいという気持ち、わかるねぇ。

今回は、、90才で料理現役のおばあちゃんをはじめ、一家4世代で大原に暮らす岩瀬家に大変お世話になりました。
生まれた土地で大家族や親戚に囲まれて穏やかに暮らす。そのなにげない幸せにあふれた温かいご一家でした。おばあちゃんの笑顔に会いに、また行きたいな。
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by shonanvil | 2005-09-24 18:09 | じゃらん日記NEW
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