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8/12 水琴窟
耳を澄ますと、時折聞こえる水滴の響き。
金属的な音色でありながら、やわらかい響きをもって広がる余韻。

日本庭園の地中に埋められた甕(かめ)の中に、水が滴れたときの音が反響し、琴の音色の様に聞こえる、日本古来の「音」の風情を楽しむ音響装置、それが「水琴窟(すいきんくつ)」だ。
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いまから400年程前、作庭家でもある茶人、小堀遠州が考案した庭園の排水装置「洞水門」が起源と言われている。
のちに排水機能と同時に音を楽しむことを目的に庭師達が秘伝として「水琴窟」という名で、各地の庭園につくった。
鎌倉にも浄妙寺の喜泉庵、宝戒寺などに残っている。(写真は浄妙寺「喜泉庵」)
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時代と共に消え去りつつあるが、最近またまた見直されてきている。
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青山の懐石「真々庵」の店内で響いているのも「水琴窟」の音。
BGMテープの音だろうと思っている客も多いが、実は店の中央にある水盤の下に本物の水琴窟が埋め込まれている。
静寂の中で僅かに聞こえる小さな音なので、その生の音をマイクで拾い、PAを通じてしか聞けないのは残念だが、紛う方なき本物の水琴窟の音色を身近に聞ける場はそう多くはないので、貴重な場所と言える。
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アジア飯ばかりを食べ続けた昨今、久々に水琴窟の音と共に太田庵主の和の味を楽しむ。
また楽しからずや。
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by shonanvil | 2005-08-13 09:23 | じゃらん日記NEW
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