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ベトナム陸路縦断1800キロの旅 総集編
11月上旬の12日間、ひとりベトナムに旅立ちました。

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飛行機のチケットは、成田からハノイまでと、ホーチミンから羽田までの2枚のみ。
ベトナム北部の町ハノイから、南部の町ホーチミンまでの移動は、取りあえず陸路で。
とは言っても、南北に細長い国ベトナム。日本で言えば青森から下関くらいの距離です。

さあ、どうなりますことやら。
ベトナム陸路縦断記「一号線を南下せよ!」。そのダイジェストのはじまり、はじまり!

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一号線南下の旅に出る前に、準備運動として、ハノイからローカルバスを乗り継いで5時間。山あいの白タイ族の村マイチャウに出かけることに。最近アメリカの個人旅行者の間で密かな人気となっているところです。
高い山に囲まれた、山岳民族の暮らすひなびた盆地。
その割にはオシャレすぎでしょ。
このサンセットバー、2カ月前にオープンしたばかり。夕暮れ時が近づき、ツーリストの数が増えてきた。

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今夜はこの村の民家にホームステイ。竹の高床式の家。ゲストは僕ひとり。娘さんが英語が話せてよかった。

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宿泊中の部屋。広い部屋に蚊帳を張ってひとりで寝ます。
朝は竹の床から日の光が差し込んで、ちょっと幻想的。外では家の奥さんもう仕事を始めています。白タイ族の村にて。

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朝もやに包まれたマイチャウの朝。村人は5時半から起き出し、田んぼに出ていく。夕暮れには庭のハンモックでくつろぎ、暗くなると酒をのみ、早めに寝る。
こんな暮らし、憧れない?

南北に長いベトナムを、沢木耕太郎の「1号線を北上せよ」の逆コースをたどって、ハノイからホーチミンまで陸路縦断をスタート。
その距離1800キロ。バックパッカーが利用するスリーピングバスを乗り継いでひたすら走る。

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途中古都フエやファンタジックな夜景のホイアン、ベトナム一番のリゾート、ニャチャンなどに滞在して身体を安めながら、走る、走る。

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普通、若い旅行者やる旅だけどね。
でも案外快適で、欧米の長期旅行者や地元の人たちと出会いも多く、おじさん楽しんでます。
今日これから最後の区間、ニャチャンーホーチミンを10時間掛けて走ります。

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スリーピングバスの内部はこんな感じ。今日はバス会社をたらい回しにされて、結構最低ランクのバスになりました。でもそこそこ快適で、走行中ずっとwifiが使えます。
ベトナムはwifi 天国で、ホテル、レストランなど町中でwifi が使えます。だから今回はポケットwifi を持って来ませんでした。
スマホの普及もすごくて、田舎でおじさんに道を尋ねたらiphoneで地図検索をしてくれてビックリ。
バスの外は、ご覧のようにのんびりした風景。
サイゴンまであと9時間。

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ニャチャンからサイゴンに直行するつもりだったが、途中の町ムイネーの赤茶けた大地がとっても綺麗だったので急遽下車。
海岸沿いに広大な砂漠。タクラマカンにはもちろん規模はかなわないが、美しさはこちらが上かも。

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ベトナムらしからぬ大自然から、喧噪の町ホーチミンにやっとたどり着く。
町は相変わらず汚れた空気に包まれ、けたたましいアジアのカオスが広がっている。
日本からいきなりここを訪れたとしたら、この雑踏は好ましいものに思えるのだが、1800キロを走り抜いた疲労の塊のような身体にはちときつい。そこで・・・。

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サイゴンリバーの対岸にある2区は、かつては貧民街だったが、サイゴン中心部の喧騒と空気の悪さを逃れて移り住む富裕層が増え、いまや豪華なヴィラが立ち並ぶ高級住宅地になった。
僕もそんな富裕層を数時間だけ真似しようと、タオディエン地区のリバーサイドレストラン「タオディエン・ガーデン」でのんびりランチをすることに。
タクシーでたった20分とは思えないほど、爽やかな川風が吹く。ゆっくりと浮草が流れ、時折古い貨物船が目の前をとおりすぎていく。
うたた寝でもしたくなる光景だ。

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サイゴンビールにラザニアを注文。ここはイタリアン、ベトナム、タイと3つのキッチンがあり、テラス席まで持ってきてくれる。このラザニアがまたデリーシャス。ビーフラザニアの上に魚介のソースが掛けてある、なかなかにケッコウなお味。デザートにたのんだダブルチョコレートケーキもすこぶるよろし。ここいらの住人たちは、こんなにもいい思いを日々しているのだ。うらやましいぞ。


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さらに、地元のデートコースとして人気のカフェレストラン「The Deck」にもハシゴ。
というわけで、ベトナム最後の数時間を、おじさんは、日本でもベトナムでもなかなか味わえない、けだるい時の中にいるのであった。

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最後ン(オヤジギャグです!)の夜は、ベタな過ごし方ではあるが、僕のサイゴンステイの仕上げの定番でもあるマジェスティックホテルのルーフトップバーで。
ベトナム戦争当時、世界中のジャーナリストがこのホテルに投宿し、バーでサイゴン河の川風に吹かれながら、情報交換を行った。朝日新聞の特派員だった開高健もこの夕景をいつも眺めていた。

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「もうひとつのサイゴン河」と開高が形容した無数のテイルランプの流れが、サイゴンの無秩序と熱気、混沌を象徴して見せてくれている。
ハノイからサイゴンへ、北から南へ12日間、1800キロの陸路旅。陸路ならではの濃密な旅ができました。はっちゃけなひとにも出会いました。この旅の様子はいずれ本に書こうと思っています。

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by shonanvil | 2014-11-17 10:43 | じゃらん日記NEW
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