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奥葉山ちいさんぽ
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            木漏れ日がやさしい奥葉山へ。

暑い!

こんなときは木陰が恋しい!
というわけで、海の葉山ではなく山の葉山にいそいそと。

あそことあそこを訪ねて・・というようなスポット巡りの旅というよりは、葉山の山並みを眺め、空気の流れを感じ、地元の人々とのふれあいを愉しむ・・・。そんな“ち●さんぽ”みたいな散歩をしてみた。


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          深い山と田園風景。葉山にもこんなところがあった。しかも街から徒歩20分!

一応今回のコースは、葉山大道と木古庭を結ぶ県道の途中、新善光寺そばの「水源地入口」バス停から下山川の流れに沿って山間の道を海辺の御用邸に向かって歩く、1時間ほどのコース。
少しアップダウンもあるけれど、川の下流に向かうゆるやかな下り坂なので、自転車でのんびり走るのもOK。

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最初の立ち止まりスポットは、「水源地入口」から5分ほどの「水源地」!
ここは、御用邸に良質の水を送るための貯水池があったところ。背後のうっそうと木々が茂る山には1.7キロもの鍾乳洞があり、その先の宝金山あたりの水系から湧く清水が大変おいしかったそう。
大正のはじめにできて、50,60年は使われていたんじゃないかな、と木陰でひと休みなさっていたおじいさんが話してくださった。山手に道路ができたり住宅の開発が行われて水質が悪くなり、使われなくなったようだ。

水源地には石やコンクリートの大きな建造物がまだ残されており、パイプからは湧き水がいまも結構な水量で流れ出ています。でも立て札には「この水は飲めません」の文字。残念ですね。

川に沿って木立の中を歩いていきましょう。どんどん道は狭くなり、車が交差するのもやとという幅になってくる。バスも通らず、交通量も少ないのでのんびり散歩にはぴったり。

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道の脇には所々に庚申塚があって、1680年など江戸中期の創建だと書かれているものも。かなり古くから人々の暮らしがあったんだなあ。

と驚いたら、もっとすごいものが。
田圃で農作業をしているご夫妻の薦めで、山道を少し登ったところにあった「観音堂」。ほとんど人も訪ねないようなところに建てられたなかなか立派なお堂。傍らにあったお墓が、なんと平兼盛の墓だと伝えられているとか。

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百人一首の「しのぶれど色にいでけりわが恋は・・・」のあの作者。平安中期に生まれた歌人の墓がこんなところにあるとは! 葉山の奥深さを感じるねえ。(諸説あって、本当に平兼盛の墓なのかはまだ検証されていないよう)

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川沿いに立派な門構えの家を発見。
荏原製作所の創業者、畠山一清さんの別荘だった「茅山荘」で、いまは曹洞宗の僧侶の方の所有で、時々ヨガ教室や座禅の会が開かれているようだ。

このあたりがコースの中間どころ。そろそろおなかもすいて休憩したくなる。

道路沿いの「桃花源こちら」の看板に従って、左の坂道を登ってみる。やがて谷を見下ろす高台にある別荘風の建物「桃花源」に到着。

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第5代ミス日本という女主人の坂本千桃さんが創作家庭料理を作ってくださっている。このあたりは東京の喧噪を離れて静かに週末を過ごしたいと、多くの文化人や政財界の人たちが別荘を持ったようで、この建物もそのひとつ。そんな当時の避暑暮らしを思い浮かべながら、ハイソサエティのおもてなしを体感。
お昼だけの営業で、事前予約をして行き方を聞いておいた方が安心。

桃花源
葉山町下山口1013
TEL 046-875-9551

さて、終点も近づいてきたが、川沿いの道でひとつの疑問が湧いてきた。
水源地の水は、どうやって御用邸まで運ばれたのか?
その解は、下山川をまたぐ何カ所の橋にあった。

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橋の脇に太い二本の水道管を発見。青く塗られた管とさび付いた茶色の管。青い管をさわってみるとひんやり冷たく、水が通っていることがわかるが、さびた方は太陽に焼かれて熱くなっている。
青い方は今も使われている送水管。とするとさびた管こそ、水源地から御用邸までおいしい水を運んでいた送水管ではないか?
帰って調べてみたら、正解だった。下山側の終点近く、御用邸の手前には、広くなった川をまたいで、地元のひとが「鉄管橋」と呼ぶ水道管専用の橋があった。

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              散歩コースの終点、御用邸そばには水源地からのびる送水管が最後に露出する地点「鉄管橋」が。

水源地からはじまり、鉄管をたどって歩いてきた今回のち●さんぽ。この橋が「おつかれさん!」と言ってくれたような気がした。

この散歩の様子は7/19金曜日18:35から、湘南ビーチFM「TGIF~ラーキーのちょっとリュクスな湘南散歩」で放送。

毎週逗子葉山を中心に湘南・三浦半島のリュクス旅??を紹介しています。
放送のアーカイブブログはこちら
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by shonanvil | 2013-07-20 12:15 | じゃらん日記NEW
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