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石井信平さんという「粋人」
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最近、友人の書籍編集者から、石井信平さんの名前を聞いた。

辛口評の多い編集者が手放しで絶賛するそのひとは、今は主のいなくなったブログ「オラが春」で、ご自身のことを『活字・テレビの両方を生きてきたメディア無宿人。湘南のビーチライフで磨くエピキュリアンのセンス、ますます冴えて「オラが春」の毎日。』とお書きになっている。

99年から4年間、湘南ビーチFMで土曜日の夜、2時間に亘って自作の詩を朗読しながらのDJ番組を担当なさっていたのだという。その様子の映像をたまたま見つけ(石井信平追悼映像)、なんとも驚いた。なんて洒脱で、知性的で、しかも艶っぽいおじさんなのだ。

ブログを読み返すと、ウイットを超えたエスプリに富んだ語り口、毒のある社会批評、そして微妙にエロっぽい話と、まあ大人の男のひとり語りを堪能出来る内容。

こんな人物が鎌倉に住み、3年前に28歳年下の奥様に看取られながら「グッバイ」と湘南の静寂に消えていった。

いつか石井さんの足跡をたどりながら、鎌倉の海と山を歩いてみたい。



(以下のポエムは、おそらくはDJを担当した番組の中で朗読されたものだろう。)


湘南ビーチFM

聞こえますか、私の声を
海鳴りの向こうに
あなたが聞いている
ここは夜のヨットハーバー
ラジオ・スタジオは眠らないのです

眠れないあなたに呼びかける
声低く 思いは高く
言葉は冷たく 心は熱く
潮騒の 胸騒ぎの夜に
届いてほしい つかまえてほしい

つかんだのは言葉でした
手放したのも言葉でした
この言葉が空に放たれ
この言葉が星に届く
この言葉があなたに届く

海鳴りの闇の向こうに
ドリーミーナイト
あなたの微笑み
今夜もまた
湘南ビーチFM
ドリームトレイン・エキスプレス
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by shonanvil | 2013-03-30 14:35 | じゃらん日記NEW
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