もう1ヶ月近く前のことになってしまったが、9月23日、千葉県大原で開かれた男の祭、「大原はだか祭」に行ってきた。
正月に帰らなくても、この祭には必ず帰る、と街の人が誰でも言う祭が、この「はだか祭」。長くマレーシアに住む私の友人も、毎年この祭の季節には帰国し、神輿を担ぐ。
毎年のように声を掛けてもらうのだが、なかなか行けず、6年ぶりに出かけた。
各町内からの神輿が全部で15基。気勢を上げながらそれぞれの町内を訪問しあい、最後に海辺に到着して、「汐踏み」と呼ばれる、海の中に神輿がなだれ込む神事で最高潮を迎える。
男の祭といっても、最近は子供も女性も参加。
祭を通して、伝統が伝えられ、世代を超えた交流が行われ、そんな中で子供達がコミュニティの一員として育っていく。
いま流行りの「絆」とか「つながり」とかいう言葉を安直に使うのは抵抗があるが、海の男達のたくましさや気概は、こうして代々継がれていくのだ。
祭のもう一つの楽しみは、親戚のように迎えてくださる友人のお兄さん一家がご馳走してくれる浜料理。
漁獲量日本一を誇る大原の伊勢海老や、
96歳のおばあちゃんが作ってくれた、地元名物の巨大太巻などなど。
ふるさとに帰ったようなもてなしをいただき、これからは毎年来たいなあ、と心底思った a home away from home な一日だった。
女の子の祭衣装には、こんなバッジも。