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11/6 カンボジア・ママ
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もう先週のことになってしまったが、ひとりのおばあちゃんに会った。

「カンボジア・ママ」と呼ばれるそのおばあちゃんは、今年73才。
カンボジアに住み、学校のない村に小さな小学校をひとりで作り、運営している。
茅葺きの校舎の建設費、先生の給料、生徒たちの制服・・・すべておばあちゃんの貯金と年金で賄われている。子供たちの負担は一銭ももなし。

2年前、このおばあちゃんの家に泊めてもらい、街から悪路を2時間ばかり行った小さな村にあるその学校を訪ねた。
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学校が出来て1年足らず。教室もひとつ、先生もひとりだけだった。
生徒数100人。全員が1年生。でも年齢はさまざま。みんな裸足。
眼や皮膚の病気を持った子供、片足をなくした子供など、貧しさと衛生状態の悪さが子供たちを見るだけでわかった。

「この貧しさから抜け出すには、教育しかないんですよ。読み書きそろばんを覚えて、街で働けるようにすること。その最低限のことをやってあげたいの」

ーーーあれから2年。日本に一時帰国すると聞いて、おばあちゃんと会った。
教室は3つに増え、先生も3人、生徒は300人になった。
日本で要らなくなったシャツを大量に送ってもらい、おばあちゃんが一着一着寸法を直して、なんとか全員の制服を縫い上げた。褐色の肌に真っ白な制服を着た子供たちの写真を見せてもらった。

「私の300人の子供たちです。カンボジアで私は生まれて初めて、お母さんと呼ばれているの」

73才のしわだらけの顔に、若いお母さんのような生き生きしたまなざしが光っていた。
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by shonanvil | 2004-11-06 23:20 | じゃらん日記NEW
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