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「HOME 空から見た地球」
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先週末、環境ビジネス誌「オルタナ」編集部付設のサロンで開かれた、映画「HOME 空から見た地球」の上映会に参加してきた。

リュック・ベッソンのプロデュースで、去年の世界環境デイに向けて制作され、全世界で無料公開されたもの。

予告編は下。








そしていまでもyoutubeで英語版全編を見ることができる。
(ご存じとは思うが、再生画面右下の「360p」の数字をクリックして「720p」に変えると、ハイビジョンクオリティの映像になる)

監督は 地球上のあっというようなシーンを見事に捉える航空写真家として有名なヤン・アルテュス=ベルトラン。 全編が空からの俯瞰映像で、飛行機やヘリはもちろん、気球やクレーンも使っているだろうなというような、素晴らしい映像がこれでもかと続く。
やっぱ、Blu-rayならではの迫力!  youtubeではこうはいかない。

それにしても、この映画の成り立ちそのものが、画期的だ。
世界中を空撮するという膨大なお金のかかるこの映画を企画したベルトランは、興行としてではなく、全世界で無料公開をすることにこだわり、スポンサー探しも難航した。

結局、リュック・ベッソン率いるヨーロッパ・コープがプロデュースを引き受け、「グッチ」「イヴ・サンローラン」「ボッテガ・ヴェネタ」など有名ブランドを持つフランスのPPRグループが1200万ユーロ(約15億円)の制作費をサポート。

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左からリュック・ベッソン、PPRグループのCEO フランソワ=アンリ・ピノー、ヤン・アルテュス=ベルトラン。
この3人の出会いがなければ、この映画は成立しなかった。



このPPR社は従業員9万人、売上高2兆5000億円のグローバル企業だが、CSR(企業の社会的責任)の専門部署をつくり、積極的に社会活動をすることで知られている企業だ。

売上高2兆5000億円はもちろんビッグカンパニーだが、例えばTOYOTAは20兆円。
世界一の消費過剰国日本の企業こそ、こうした活動を積極的に進めて欲しいものだ。

ただしこの映画、地球の環境危機を訴えるメッセージの部分だけが強調され、話題にもなっているのだが、メッセージそのものは、これまでのリュック・ベッソンの映画やその他のメディアでさんざん繰り返されたことと変わりはなく、それ自体目新しいことでもなんでもない。

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この映画が凄いのは、やはりベルトラン監督が撮った、あまりに美しい地球と、人類が自然を浸食したあまりに深い傷跡の、悲しいほどに凄まじい映像だ。後半環境破壊を示すたくさんの数字が次々と映し出されて、脅迫されているような気分になってしまうのだが、理屈で説得しようとしなくても、映像が深い感動を与え、安っぽいプロパガンダ映画との違いをはっきりと見せてくれているのだ。

オルタナサロンでは今後月1回程度上映会を開催するらしい。
大きな画面で美しい映像を見るなら上映会で。でもyoutubeの英語版でも充分映像からのメッセージは伝わる。ふだんは一コマ10分のyoutubeが、90分連続ストリーミングで見せるという大サービスをしてくれています。
時間があるときに、youtube英語版全編をじっくりと楽しんでみてください。

(何人かの方に問い合わせを頂いたが、残念ながらいまのところ日本語テロップバージョンはyoutube上にはない。日本語ナレーション付のDVDが発売されている)

【今後の上映スケジュール】

5月21日(金)第5回定期上映会@オルタナサロン
5月28日(金)上映会@神奈川県労働プラザホールA
6月18日(金)第6回定期上映会@オルタナサロン
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by shonanvil | 2010-04-21 20:23 | じゃらん日記NEW
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