<< 9/11 彼岸花(ひがんばな) 9/8 鎌倉 鶴ヶ岡八幡宮 >>
9/9 田中君枝回顧展 
a0003150_204762.jpg
所用で、連日鎌倉へ。

今日は空いた時間に扇ヶ谷で開催中の「田中君枝回顧展」に。

田中君枝の名前は聞いたことがなかったが、出かけてみようと思った理由はふたつ。

美術界の一部からは高い評価を受けながら、一般にはあまり知られていない画家だった。
没後17年、遺族が未公開で売ることもせず残されたたくさんの作品を、どれだけの価値のあるものか専門家に見せたところ、これは世界的にも優れた作品だと再評価され、それじゃあと公開することにしたのだという。

埋もれた作家と作品が、17年ぶりに再発見されるというストーリーは、なかなかおもしろい。

そしてもうひとつ。公開の会場となるのが、ユアサバッテリー社長の邸宅だった旧湯浅邸。実は湯浅氏は田中君枝のおいに当たる人で、この回顧展のために、邸宅を大改装。ギャラリーとして使うことにしたというのだ。
a0003150_212543.jpg


で、その作品は、というと、これがすごい!

ほとんどが100号という大作で、12室もの部屋に、これでもかこれでもかと展示されている。
しかも、油絵の具をこれでもかと重ね塗りする手法は、大迫力。
作品によっては、絵の具の高さ5センチ。もはや立体彫塑のよう。

黒々としたうねりの中に、怪しい輝きや宗教的な世界が広がる独特のテーマと作風。
これだけの情念をキャンバスにぶつけ続けた女性とは? 
しかも、その作品のサイズの大きさと、点数のおびただしさ。
来月には展示替えもするというのだから、この人はいったいどれだけの作品を書き続けたのか? まさに、これでもか、これでもか、の人なのだ。

ただただ、圧倒されっぱなしの展示でした。

で、旧湯浅邸の方は、平成に入ってからの建築と、比較的新しい建物だが、その威風堂々としたこと。広い車寄せから左右に広がる650㎡の広大な邸宅。これまた広い日本庭園。
ここ数年は使われていなかったと言うから、なんと贅沢な住まい方をする人もいるものだと、こちらもびっくり。

「田中君枝回顧展」
会期:9/1~11/30
会場:旧湯浅邸  扇ガ谷1-11-1 (JR鎌倉駅西口から徒歩8分)
問い合わせ:田中君枝美術研究所 電話 0467(25)2963
大人900円
[PR]
by shonanvil | 2004-09-12 01:59 | じゃらん日記NEW
<< 9/11 彼岸花(ひがんばな) 9/8 鎌倉 鶴ヶ岡八幡宮 >>