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フクロウの木
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「不苦労」や「福郎」にも通じるというので縁起のいい鳥ともいわれるふくろう。
とはいってもふだんあまりみかけることの少ない鳥。

ところが、住宅街の公園の木にたくさん巣を作って住み着いている、というので、物好きにも2時間近くを掛けて、見に行ってきました。

JR相模線宮山駅から歩いて5分。相模の国の一の宮、寒川神社ちかくの住宅街にある中里公園。

滑り台があるような小さな公園に、不釣り合いな大きな木が一本。ここに去年の暮れ頃から9羽のフクロウが巣をつくっているというのだ。

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木の周りには、長玉のレンズをつけたアマチュアカメラマンがずらり。一番でっかい望遠を持ったおじいさんが「あそこにも、ほらあそこにも」と教えてくれた先を見ると、いた、いた。

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夜行性の鳥だから昼間はお休み中。目視できただけでも6羽が頭を羽根に埋めるようにしてあちこちに留まっている。

「森の賢者」と呼ばれ、ハリーポッターでもよく登場する真っ白なふくろうをイメージしていたが、ここにいるのはトラフズクと呼ばれる種類のようで、羽根が虎の縞のように見える。

「夕方になるとえさを探しに飛び立っていくよ」とおじいさん。

ふくろうは渡り鳥ではないけれど、寒い地方に住むトラフズクは、冬になるとえさを求めて南に移動するらしく、この公園に冬に現れるふくろうたちも、北の方からやってきたのだろう。

思いがけない場所で、思いがけないバードウォッチング。

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寒川神社参道の茶屋で、寒川門前だんごを食して帰宅。


ふくろう・トリビア

・ふくろうの首がよく回るのは?
ふくろうは眼球が固定されていて、眼を回すことができない。かわりに、頸骨が人間の倍あって、ベアリングのようにぐるっと首を回すことができる。

・夜でもよく見えるのは?
瞳孔が大きい。カメラで言えば大口径レンズを持っている。しかも網膜に弱い光に敏感な棹体細胞がたくさんある。つまり画素数が大きいのだ。さらに、両目が正面にあるため立体視が可能。遠くの物体を正確に把握できる。
ただし夜目が利くかわりに昼間はまぶしすぎるので、眼をつむったり細めたりしている。
ふくろうの眼の感度は人間の100倍と言われている。

・ふくろうの耳は地獄耳
両耳の耳穴が左右でずれた位置にあり、奥行きも違っている。このため音の奥行きが関知できる。しかも、よく見るとふくろうの顔はパラボラのようにくぼんでいる。これが集音器の役目を果たし、遠くの音もよく聞こえるのだという。すごい!

・ふくろうは忍者
羽毛が柔らかく、風切羽の周囲には綿毛が生えている。これが消音効果をもたらし、大きな音を立てずに羽ばたくことができる。獲物に気づかれずに近寄ることができるのだ。

なるほど、鷲や鷹ほど強者ではないが、高い情報収集力を持ち、戦略立案能力に長けた「森の賢者」の名前にふさわしい鳥なのだ、と納得!。
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by shonanvil | 2010-02-28 13:05 | じゃらん日記NEW | Comments(4)
Commented by コスモス at 2010-03-01 22:14 x
じゃらん堂さん!こんにちは!
初めてお邪魔させて頂きます。
以前から楽しく、時々見させて頂いております。
今日はふくろうの巣があるって知って とても興味を持ちました。
昼間、見れるのなら 行って見たいな~~と思ってコメントしました。
宮山までは行かれますが その後の地図か行き方、わかりますか?
教えて頂けたら嬉しいのですが・・・今後とも宜しくお願い致します。
Commented by じゃらん堂 at 2010-03-02 22:23 x
コスモスさん。
宮山駅前の信号を、左(寒川神社とは反対の方角)にすすみ、最初の角を右折してしばらく歩くと川にぶつかります。その左手にある小さな公園です。駅から4,5分。すぐわかります。行ってみてください。
Commented by takasan at 2010-03-06 14:24 x
子どものサッカーの試合が「寒川・川とのふれあい公園」でありまして、試合後、せっかくだからと寒川神社にお参り。宮川駅にむかう途中の公園で「ふくろう」に出会いました。フクロウというと、文字通り「森閑とした」森の奥の住人のイメージだったのですが、こんなところにもいるのですね。夜は公園の前の川(ねずみとか多そう)で狩りをするんでしょうね。カメラの皆さんは首が痛くならないのかしらね。
Commented by じゃらん堂 at 2010-03-07 06:41 x
takasanさん。おお、いらっしゃったんですね。そうですね。フクロウが住宅地にいる、というよりも、森が町中にワープしてきたような不思議な感じですよね。とはいっても、これも自然環境の悪化で、鳥たちの住処がこんな所しかなくなったと言うことなのかもしれません。
ずっと木を見上げていると、フクロウの首は回るのに、カメラマンの首は回らなくなってる、ってことでしょうか(笑)。
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